1.凸を隐して

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

赤ク肿れたおでこのニキビ
あーあ こんな日にかぎってどうして…

约束5分前
时计と交互にチェックしてばかりの镜の向こうで
オンナノコがつぶやく

隐しきれない气持ち
あたしを见て 风は鸣り止まぬ なびいた发慌てて押さえた
多分あなたは气付いてないが

淡クくすぶった恋模样
やけっぱちの昼过ぎハンバーガー

默るあたしを覗き迂み
“いやに静かだな”って 腹の立つにやけ颜

隐しきれない その瞬间
あたしの发触れる大きな手 突然そっとおでこに口づけた
くるくる回る观览车 空へ舞い上がる

可爱く见られたい! 绝对好かれたい!
疼き出したひたいの热が そんな欲望も一瞬にして溶かしてゆく

隐しきれない气持ち
あたしを见て 风は鸣り止まぬ なびいた发慌てて押さえた
だけどあなたは…

キスの魔法をかける
“大嫌い!”とかたく闭じ迂めた さえない星も许せる气がした

今日も明日もずっと


2.夏岚の夜

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

ぎこちない空气遮るように 降り出した强い雨
左の手首 不意に掴まれた
走り出す 息もつけないまま

混乱气味な街を眺めながら 闭じ迂められて ふたり屋根の下
透けてる背中 胸の鼓动バレないように

このまま何处か逃げてしまおう 夏岚の夜にまぎれて
今なら遥かどこへでも行けそうだから 谁にも内绪で

时计の针は卷き戻ってく 素知らぬ颜をして
瞬き出したネオンの隅で 动けないままの二人がいた

取り缮う言叶ついに途切れて
雨音に重なる想い 零れ落ちそう
胸の鼓动气付いてほしい

このまま何处か逃げてしまおう 夏岚の夜にまぎれて
冷たい指と热い身体
闇の中で 何を期待してるんだろう

齿车が狂い出したら 戻す术など知らない
交わらない视线が见てる未来は

きっと同じと信じたい 嘘でいいから…

このまま何处か逃げてしまおう 夏岚の夜にまぎれて
今なら遥かどこへでも行けそうだから
二人しか知らない场所へ

このまま何处かさらってくれてもいいんだよ 夏岚の夜にまぎれて
强くこの手を引いてくれたら どこまでも飞んで行ける气がしたのに

ねえ 君も同じ气持ちでいるの?


3.drive

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

目觉ましのベルを待ちきれず 起き出した
ダンスしてる日差し 掴めるくらいの大きな伸びをした

とっておきの服选びながら 窗の外クラクションを待つ
tsumorichisatoのワンピース アイシャドウは空色にしよう
きっと乐しい日になる

1・2・3 アクセル踏み出そう!
二人でビルも街も越えてゆこう
大好きな曲たくさん持ってきたよ
归り道には一绪に口ずさんでね

“ちょっと化妆浓いんじゃない?”乙女ゴコロわかんないやつ¨
不机嫌なあたしも意に介さない样子で 鼻歌うたってる

ハイウェイはどこまでも伸びて 今にも飞べるような气がした
どんな车でも二人なら最高のドライヴ
“褒めてる?”って 当たり前よ♪

1・2・3 魔法をかけよう!!
すべてはこの手の中にある
フロントガラスが切り取る世界は
涩谷で见たフランス映画みたい 泣きそうなんだ

永远なんかとっくに信じてないよ
だから爱しいの
夜に呑まれてく 今日の光も キスも 笑い声も

1・2・3 さあ怖がらずに
待ち受ける明日へ 归るとしよう
うたた寝 记忆の隅っこで确かに闻いた气がする
あたしの大好きなあの歌を
そっと口ずさむ あなたの声を


4.hello

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

はろー はろー 元气ですか?
晴天のヘキレキな サヨナラから
もう随分とたったような まだ3日もたってないような
そんな气分だよ

すべてが芽吹き うごきだす春
スタートの季节を前に
あたしをひとりぼっちにするなんて
最后まで 间の恶いあなたらしくて 笑っちゃうよ

はろー はろー 闻こえてますか?
ごはんは每日ちゃんと 食べてるのかな
今日は 拔けるような空を 真っ二つに割る云が
もくもくと のびています

あれを渡って 步いて行けば
通い惯れた あなたの家に辿りつけますか?
くっついちゃうほどだった
2人の距离は 今宇宙を隔てるほどに 远い

ハロー ハロー 元气ですか?
そうだよ あたしはいつも
ハロー ハロー 声を枯らして

ハロー ハロー 闻こえてますか?
あなたを 呼び续けてる
ハロー ハロー 爱しい人

hello hello?

how long…?


5.彼女たちのヒミツ

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

背中越しに闭まるドアの音が いつもより大きく响く
谁もいない部屋まで 无言で责めてくる

靴をぬぎ舍て急げ 私だけの避难所へ
立ち迂めてく汤气に 一刻も早く身を隐しちゃおう

ひとりぼっちのおふろ ひんやりタイル
四角い窗に切り取られた夜空の月を见上げた

今日の试验99点 ママはこわい目で
“次はがんばって”
先生やともだちには ほめられたのにな

ごはんの前にいそげ あたしだけの秘密基地
バスタブの宇宙で息を止めたなら ぜんぶ忘れちゃおう

ひとりぼっちのおふろ しょんぼりタイム
次こそママの笑った颜どうか见れますように…

夜も更けたバーカウンター
“キミは大丈夫。强いんだから”
大好きなあの人ったら 目も见ず立ち去った

もつれる足で急げ アタシだけの隐れ家へ
でたらめな鼻呗 泡にくるまれて气分良くうたおう

ひとりぼっちのおふろ 逃げ出したいなぁ
ぼやけた光はワインのせい そっと颜を拭った

トゥルル ララ ユラユラ
トゥルル ララ ユラユラ

散々だったこんな日は ゆっくりあったまろう


6.ナミダの成分

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

独りぼっち 何气なく眺めるハコん中から
得意气な女のひとが语りかけた
“ご存知ですか?泪の成分は血液と同じだってこと”

あたし妙に纳得してたんだ ぼんやりした头の隅っこで

ああ だからなのか
急にサヨナラを告げられた时 上手に笑って手を振れたのに
あの日から 痛くて痛くてたまらない
君にもらった深い伤から とめどなく流れるのは 透明な血

あの人の空っぽな瞳に 割り迂みたくて
几度となく“わたしのどこが好き?”と讯ねた
“全部だよ”って ふかす烟草の向こう 笑って
どうして目が泳いでるの?

膨らむ不安の块は カシスソーダと一绪に呑みこんだ

ああ だからなのか
いびつな无数の言叶达が 体中 爪立て暴れてるんだ
吐き出せなかった 失うのは怖かった
今も残る伤から溢れる泪は キレイだから余计に泣けた

いっそこの眼から流れてくるものが
真っ赤な血液なら 君をもっと困らせたのに!

ああ 辉ける无色透明の雫は
疲れ果てたあたしを 优しく覆ってゆく
爱なんてもううんざりだ!と叹いても
君にもらった伤がやがてかさ盖になり 消え行けば
惩りずにまた探すよ カンペキな爱を


7.青の向こうにその恋を投げてしまおう

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

真夜中のコール“全部终わってしまった”と
震える声に 车とばした

夜明けを见届けて 手を取って 着いた场所
ほら ここ忆えてる?
あんたがいつかしてくれたように…

※水平线の向こう侧にその恋を投げてしまおう!
气持ちとは里腹に 晴れた空を切り裂いて
でこぼこの言叶たち 放物线を描いた
声が枯れてしまうまでよじ登った堤防に并んで
青の向こう 泪を见送った※

蓝色ため息 ふくらむ 入道云にまぎれてく
ウサギ目がこっち振り向いて はにかんだ

ザワつく波の音に隐れて言った
“ありがとう”
ちゃんと闻こえてたよ
くすぐったくて 知らないふり
驱け出した

答えを见失いそうになった时には
またここに立って明日を越えればいい

どうしてあんなに私まで必死で叫んだのか
そんなことわからないけど
二人でお揃いの少し枯れた笑い声
海へ降らしてやった

(※くり返し)

远い未来の彼方まで


8.early summer love song(long ver.)

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

新绿の匈いがむせかえる 夏のはじまり
每日并んで归った道は今日もまっすぐに续く

なんだか照れくさくて
默るのがこわくて
意味のない话をして 笑ってるだけ

微妙なキョリを绮丽に守って 二人は步いた
この距离が好きだったし
2メートル先の君が好きだった

夕立ちの后雨がけむる 夏のつづき
やっぱり并んで归った道はまだ平行线のまま

なんだか照れくさくて
“とくべつ”がこわくて
ほんとに闻きたい事だけ 宙ぶらりんになる

微妙なキョリを绮丽に守って 二人は步いた
この距离が缩まってく明日から先を思い描きながら

泣きたい时に泣ける强さも
恋に恋焦がれる愚かさも
夏の始まりに掴み损ね 何も言えなかった
そして季节は去った
彼方へ…

微妙なキョリを绮丽に守って 二人は步いた
この距离が好きだったなんて 嘘で
君のことが好きだった

その先の未来は 闭じ迂められたままで
今もあの日の二人が 笑ってる


9.下北泽南口

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

待ち合わせはいつも この阶段を上がった 驿の改札口
久しぶりだね 少しだけやせた?
大人びた 见惯れたハズの横颜

目を合わせられなくて 明るく振舞った
全部同じに见えて すべて变わってしまったんだ
认められないまま いつもの街へと降りてく

ひどく不器用で 子どもじみたあなたが 大好きだったよ
今 かじかんだ小さな右手は 大きな左手をつかめないままで
痛くて ポケットの中 静かに泣いてた

数えきれないほど 二人で步いた この商店街さえも
今日はなんだか 他人行仪で
行き交う喧骚が こだましてる

待ち合わせる前まで 头驱けめぐってた
“闻きたいこと”などすべて 无意味だとわかったんだ
目の前にいるあなたは もう“あの人”ではないから

ひどく不器用で 子どもじみたあなたを
本当は1番许せずにいたんだ
やじろべえみたいに ゆらゆらバランス取れずに
转んで 伤つけあって 终わった恋

待ち合わせはいつも はやる心抑えて 驱け上がっていた阶段を
ふたり 今背中を向けて 降りてゆくよ
最后に振り返ったあなたの笑颜が
あの顷と一瞬 重なって消えた…

不器用で 子どもじみたトコロが 大好きだったと
少し大人になってしまった あなたには言えなかったけど
いつも不器用で子どもじみた ふたりでいれたらよかったなぁ

忘れないよ 胸に抱いて 步いてくよ
ポケットの中 小さな右手 ぎゅっとぎゅっと握りしめた


10.海を见ていた午后

作词:荒井由实
作曲:荒井由实

あなたを思い出す この店に来るたび
坂を上って きょうもひとり来てしまった
山手のドルフィンは 静かなレストラン
晴れた午后には远く三浦岬も见える

ソーダ水の中を 货物船がとおる
小さなアワも恋のように消えていった

あのとき目の前で思い切り泣けたら
今顷二人 ここで海を见ていたはず
窗にほほをよせて カモメを追いかける
そんなあなたが今も见えるテーブルごしに

纸ナプキンにはインクがにじむから
忘れないでって やっと书いた远いあの日


11.风待ちの日々

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

つけっぱなしのテレビは
さっきから谁かを责めたてて悦にひたる
蔑んだ目で眺めてた “私みたいだ”とイラつきながら

やりたい事とか梦とかは 描くとこから始まるはずなのに
いつからキャンパスを眺めるだけで
自分を满足させられるようになった?

膝を抱えて 苍を见上げて
谁かが迎えに来てくれるのを 待っていた
今日も明日も 何も起こるはずがなくて
停滞した未来を想い 途方に暮れた
风待ちの日々

ブラインド越しに见下ろす街は 缟模样で味气ないねずみ色
谁かが书き殴った壁の落书きだけが 静かに叫んでる

いつだって“ことば”の后ろ侧 知りたい
必死で目を凝らしてた
筑いた小さな城から出て行けない理由は
いつだって世界のほうにあるんだと

膝を抱えて 苍を见上げて
サビついてゆく身休 持て余してる
今日も明日も 何も起こるはずがないと
描いた地图さえ破り 途方に暮れた
风待ちの日々

目の前を吹き拔けて行く风を いつも咒っていたけど
耳を澄ましたら 彼らの歌が闻こえてきたんだ
“ほら 步けるよ こっちへおいでよ”

来る日も来る日も 待ち焦がれてた风は
步いた后から そう 付いてきた
远いソラ宇宙まで 届くような声で今 户を枯らして歌おう
振り返らないでいいよ
风待ちの日々


12.やさしい雨

作词:甲斐名都
作曲:甲斐名都

街が润ってゆく
ぽっかり 心には水たまり
予报ははずれて 雨が强くなっている
テレビもつけずに 木々打つ水音をじっと闻く

“こんな天气だし今日は会えないや”
二言 三言 短く告げた
くだらない理由でも 君は怒らない
いつも通り优しく切れた电话

系ぎとめるなんてさ すごく简单と思ってた
アイシテイルと ささやいてみればほら
雨粒みたいに 全てがうまく流れてゆく

そんな世界一都合のいい嘘を
あと何百回 つぶやくのだろう
性惩りもなく骗されたフリをしてる あきれた人
あたし达 いつから立ち止まってしまってたんだろう
进めないんだろう

雨が止んだら 君に伝えたい事があるよ
もう明日からは この手离して步いていこうよ
まだ见ぬ晴れ间を探しに

雨が止んだら 君にさよならを言うよ
そう明日からは その优しさに守られない日々を
一人で行くよ

街が润ってゆく
ぽっかり 心には水たまり